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モザイコ・ニュース MOZAIKO NEWS LETTER … 2010年06月号
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配信日:2010年06月01日(火)※等幅フォント推奨。
〜〜《目次》〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎(巻頭トピック)三次元を超えるために。
◎ モザイコ情報
◎ 他、いろいろな活動/話題
◎ 散文「いくつかの試み」
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先月お休みしてしまいましたが、今月は配信させていただきました
モザイコ・ニュース。いまや、いささか古めかしい感じもする「メ
ルマガ」形式ながら中身的には毎回これでも心を込めて、ない知恵
しぼりつつ。冒頭から少々(↓)ややこしい話でスミマセン。
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■(巻頭トピック)三次元を超えるために。
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◎ 荒川修作さんのご冥福をお祈りいたします。
http://www.architectural-body.com/
05月19日に他界された荒川さんの、養老天命反転地があり、地元企
業が買い上げたコレクションがある岐阜県。そのあたりの政治的な
事情やおそらく地域愛ともまったく別に、おそろしくナイーブに私、
舌足らずな手紙を荒川さんに書いていた時期がありました。
http://www.mozaiko.info/texts/art/a080618.html
http://www.mozaiko.info/texts/art/a080715.html
餅は餅屋。何であれ、物事の本領が発揮されることこそが!と私、
常に考える者ではあります。荒川さんと岐阜県についてのお話を
また最近たまたま、うかがう機会もありました。が、誰にでも短
所はある。むしろその人の、圧倒的に優れている点をこそ我々は
使うべし。
不毛なのは、盲目的に何かを信じてしまうことに違いない。肯定的
にであれ、否定的にであれ。それと、評判や政治力(だけ)に頼る
こと。中身も見識もないところで、いかに騒いだところでアートは
結局、ゲームの駒でしかない。
昔、養老天命反転地の最初の印象は正直、いまひとつでした。それ
が俄然、尊いものに変わったのは私の場合、養老天命反転地に関す
る荒川さんの記録映像を、ある方から見せていただいたとき。そう
いった意味では、養老天命反転地とは、ある新しい世界観のための
スケッチでありプレゼンテーションであり、したがって何より想像
力をもって眺めるべき代物のように思います。単に「感じて」終わ
りじゃあ、きっと浮かばれない。
立体(三次元)の影は、平面(二次元)であり、ならばこの三次元
には、理論的にいって四次元が投影される。いうまでもなく人間の
頭の中はそもそも高次元。荒川さん的なまさしく状況。昨今のIT/
マルチメディア時代、このことが(まだまだ逆向きの発想が多いと
はいえ)ますますリアルになりつつあるように思います。
荒川修作さんのご冥福をお祈りするとともに、その作品(注:圧倒
的に優れている部分ぜんぶ)とアーカイブが今後ますます、その本
領を発揮されんことを!
◎ 中ザワヒデキ『芸術特許』
http://www.aloalo.co.jp/nakazawa/
ビットマップ3Dに関する特許を国内、国外で取得された中ザワヒデ
キさんの 700ページ以上にわたる“全記録”。「芸術におけるある
原理のシニフィアンではなくてシニフィエ自体を作品として提示し
たかった。(中略)それがシニフィエであるということを何らかの
形で可視化する額装が必要だったんですね。で、その額装に相当す
るものが特許」(p259)という。
「なんとなく難しそうでカッコイイ」というミーハー(?)シニフ
ィアンとは縁もゆかりもない、とても真っ当なこれ、闘いという気
がします。なぜ闘いか? 新しいものだからでしょう、おそらく。
法律的・社会的・経済的な“産業”プロジェクトを、芸術行為とし
ておこなうことが何より新しく(なので誤解もされやすく)、また
純粋に技術的な側面のみでいっても、3Dボクセル空間自体は一般に
想像しうるものであるにせよ、それをアート表現の新たなフロンテ
ィアと明確に位置づけてみせ、そして、その世界における表現とツ
ール(画材、他)を開発するという試みが新しく。副産物?の“文
字によるペイント”などは実際、見た目もギョッとしますし。
今回のアーカイブ書籍『芸術特許』までの本当に、ユニークすぎる
闘いの記録。どんなものであれ次の時代の定番になるまでの、道な
き道。途中のご苦労なども(文章として、きれいに書き直すのでは
なく当時のやり取りのまま)生々しくアーカイブされていて、その
分量ともどもこれ“強度をもった塊”即ち、作品=書籍。
ところで、3Dボクセル空間の、編集装置とディスプレイ、プリンタ
までがここで考察されているとして。私も昔、それこそ中ザワさん
の「デジタルネンド」など触りながら、3Dボクセル空間のこと試し
ていて(↓こちらの「pre EX.2D ……プログラミングによる空間演
習」をご参照の程)経験的に、切実に思ったのは、スキャナが欲し
いということでした。ゼロからの3Dボクセル造形、かなり大変だっ
ただけに。
http://www.mozaiko.info/laboratory/#2000
フォトショップの楽しみの多くがデジカメに依るように、3D外界デ
ジタイザー、つまり独自のスキャナがあったら、もしかして「芸術
特許」で言及されているような新分野が離陸するのでは、と(余談
ながら)素朴に思った次第。詳細は略しますが、そろそろ「3Dボク
セル空間フォーラム」のようなもの、現れませんでしょうか?
◎ ティム・バートン監督「アリス・イン・ワンダーランド」と3D
http://www.disney.co.jp/movies/alice/
映画は既に、アングルやカット割りなどによって、スクリーン上に
独自の立体感を作り上げる文法をもっている。それは動いているだ
けに、絵画の遠近法などよりも一層リアルな立体感として、私たち
は既に体験していたはず。そんなふうに私、この「3D」映画を見な
がら、あらためて思いました。
要するに、ノウハウ(文法)による立体感と、技術的・即物的な立
体感(3D)とが、喧嘩していないか? と。そんな訳で、3Dという
点で私の興味を一番そそったのは、映画本編よりも、むしろエンド
ロールの額縁でした。アングル一定、カットもないなかで少しずつ
伸びる、きのこ。際立つ3D感。
一方、物語レベルでいえば、より自由な発想を生かすために結婚で
はなく事業に乗り出すアリスというのは、たしかに現代的で興味深
く。そこで、アリスの事業がやがて「アリス」映画を撮ること、と
いったふうに折り返してくると(ありがちという気もしますが)事
態はますますアリス的?
とにかく。情報は、ただ詰め込めばいいものだとは思いません。本
来の多次元的な脳活動(ワクワクする感動)に向けて、技術とノウ
ハウのよりスマートかつ過激な共存がこれから、いずれにせよ模索
されていくのでしょう。そのとき3D映画は、ようやく「映画」を超
える?
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■ モザイコ情報
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モザイコ・ウェブサイトの一部バージョンアップ作業を開始しまし
た。来月にはお披露目できるかと思います。乞うご期待。
ビジネス方面では、Tシャツ(メンズ)発売がほぼ決定。メーカー
さんと組んでの初のライセンサー仕事。昨年お世話になった「知財
コンサルティング」の知識とネットワークを活かしつつ、契約書作
成や商標登録まで含めまして。詳細等、大丈夫になり次第またお知
らせいたします。
早朝の時間をつかっての絵柄作成を04月末から再開しました。新絵
柄「マハトマ・ガンディー」(↓)と、以前の絵柄「ゾウ」のバー
ジョンアップ版が完成しました。
http://twitpic.com/1oqdpm
◎《インターネット》モザイコ FACTORY SHOWROOM
http://www.mozaiko.info/
◎《インターネット》EC「モザイコ・ショップ」
http://www.mozaiko-shop.info/
◎《インターネット》Twitter「ondo0000」
http://twitter.com/ondo0000
◎《インターネット》YouTube「ondo0000」
http://www.youtube.com/user/ondo0000
以上、Twitterは別として、YouTubeには(↑)今回もなんとか新コ
ンテンツが間に合いました。モザイコ・プロモーションを兼ねた趣
味の音楽モノ。KORG DS-10での童謡「月の砂漠」のシンセ・アレン
ジ。おかげさまで、わりと評判もよく。ぜひご一聴の程を。
古いものを新しいものに。見慣れたものを見慣れないものに。……
モザイコ主義でございます。
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■ 他、いろいろな活動/話題
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【コンテンツ関連】Creative Market Tokyo 2010
昨年、モザイコも出展させていただいた「東京コンテンツマーケッ
ト」の今年分のお知らせを、いただきました(↓)。
> 昨年の「東京コンテンツマーケット2009」は「ライセンシング・
> アジア」と同時開催いたしました。
>
> おかげさまで10,000人近い方々にご来場いただきました。
>
> 今年は、東京コンテンツマーケットとライセンシング・アジアが
> 統合し 『Creative Market Tokyo(クリエイティブ・マーケット
> ・東京)』として開催いたします。
>
> ◎名称:「Creative Market Tokyo 2010 ---- ブランド・エンタ
> テインメントコンテンツトレード&ライセンス」
>
> ◎主催:Creative Market Tokyo実行委員会(経済産業省 関東経
> 済産業局、独立行政法人中小企業基盤整備機構、ジャパ
> ン・ライセンシング・コミッティ)
>
> ◎日時:平成22年10月13日(水)−15日(金)の三日間
> 10時00分−18時00分、15日は10時00分−17時00分
>
> ◎場所:東京ビッグサイト 西4ホール
>
> 今後詳細が決まり次第、随時お知らせします。
【デバイス関連】iPad国内販売開始
人間は身体をもっているので、それこそ荒川修作さんじゃないです
が、モノ=対象の大きさ(スケール)が変わると即ち“経験”が変
わる。遅まきながら昨日、実際にiPadに触らせてもらい、実感しま
した。そのあとiPhoneが急に小さく見えたこと。
また、同じく身体との兼ね合いで、携帯性ということを考慮した場
合に決まる(昔、学生時代「人間工学」なんていう研究室もありま
したが)大きさもある。
昔のCD-ROMコンテンツを思い出しもしながら、格段に良くなったPC
つまりiPadの操作性と、デジタル情報どうしの連携可能性、そして
大きさのことについて考えました。一瞬ですが。
昨今の USTREAMや Twitterをはじめとした情報発信方法の多様化と、
いよいよ手軽に、本格的になってきたマルチメディア化とも併せて
私たちの周囲のメディア環境、なるほど激変しそうですね。マーケ
ティングの知恵の出し方なども含め、不肖私なりにも興味津々。
http://www.apple.com/jp/ipad/
【DAJA・地域関連】ソフトピアジャパン総合ポータル
今月も無事に更新(↓)。6月の「フォト575」お題は、ゆるキャラ
二点とヒメボタル。人為も自然も、お役所仕事も非公式も、人間も
そうでないのも仲良くやっている岐阜県でございます(たぶん)。
http://www.softopia.org/
しかし、ヤマリンだとか、やななだとか(後者は全国区でもファン
のあいだで人気だそうです)ゆるキャラの非日常性というのは、こ
うして見ると、おもしろいですねぇ。わかる気もします。お役所仕
事としても“真面目に”ふざける時代? 何であれ(それぞれの分
野)お客様あればこそ。真剣なサービスということについて私も、
及ばずながら勉強になります。
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■ 散文「いくつかの試み」
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いくつか試みをしています。諸々の事情がゆるし、約半年ぶりに早
朝(07時〜09時半)のモザイコ絵柄作成を再開したのもその一つ。
睡眠時間はたしかに短くなりましたが、やはり私にとっては本当に
好きなように、ものを作れる時間の確保こそが何よりの癒し。それ
と雑多な情報のインプット(仕事しているだけでは得られないよう
な)を今後、いかに両立させていくかが課題。
それと、Windows PCはそのままながら、iMacのほうを私、立って操
作するよう部屋のレイアウトを変えました(↓)。画家はキャンバ
スに向かって、立って仕事しますから。それの真似事。ディスプレ
イに近づいたり離れたりもしやすいですし、さすがに立っては眠れ
ませんし、ちょっとした運動にもなって一石何鳥か。
http://twitpic.com/1orvt5
しかし朝、何かに集中することは(その少しずつの達成感とも相俟
って)意外と、いいですね。今回から立って、やっていることも影
響しているような気がします。オフィスくささを消すために明かり
も点けず、できるだけ自然光で。妙な風景といえば風景ですが。
さらに。少しモザイコとはズレますが。自分では(能力的もしくは
時間的に)出来ない部分、また逆に自分でないと出来ない部分をき
ちんと分けて、出来ない部分は信頼できる人に頼ること。即ち「餅
は餅屋」原則の徹底化。人に頼るためには、程度にもよりますが通
常はお金が要るため、現在・未来において、そのことを常に考えな
がら。おかげさまで、ごく小さな規模ながら、いくつかの事業パタ
ーンが NPO法人デジタル・アーカイブ・アライアンス(DAJA)の活
動を通して、見えてきた気がいたします。友人たちに感謝。あとは
自分も含め、周囲が本当にそれぞれの分野のプロフェッショナルた
り得ますように! またその前にDAJAも自分も潰れませんように!
そして、本当に素晴らしいと思えるものが(コンテンツであれモノ
であれ↓)作っていけますように! 一切の妥協をせず本気で素晴
らしいと思えるものに、自分たちが作ったものであれ、あるいは見
ず知らずの人が作ったものであれ、出会えることが幸せ。それが有
名なものであれ、無名なものであれ。
http://www.mozaiko.info/mozaiko/index.html#contents_and
宮沢賢治「よだかの星」(↓)……地味な色と派手な色のコントラ
ストと、その隣り合わせ方が見事ですね。大事なことが分かってい
る気しますし。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/473.html
もらったソファのおかげで最近、ときどき仕事場に寝泊りするよう
になったのも、試みの一つです。やはり私にとっては本当に好きな
ように、ものを作れる時間の確保こそが何よりの癒し。それと雑多
な情報のインプット(仕事しているだけでは得られないような)を
今後、いかに両立させていくかが課題。
まぁ、ものの内容(コンテンツ)以外に、その作り方(システム)
もいろいろ試してみながら。ところで、立ってパソコン操作する机
どなたか作りませんか? 売れないかな。
(おわり)
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モザイコ・ニュースの配信は、まぐまぐ!(↓)からもご登録いた
だけます。
http://www.mag2.com/m/0001002783.html
モザイコ・ニュースは(まぐまぐご登録いただいた方、以外にも)
多くの皆様に配信しています。私が読んでいただきたいと思う方で、
何らかのコンタクトがあった方にお送りしていますが、もしご迷惑
な場合はこれに直接ご返信(空メールで結構です)いただけました
ら、配信停止いたします。
またモザイコ・ニュースは、改変を伴なわなければ、転送は自由に
していただいて結構です。
よろしくお願いいたします。
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超低解像度絵画「モザイコ」 http://www.mozaiko.info
清水麗軌(しみず よしみち)
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